セタラム・インスツルメンテーション 断熱型暴走反応熱量計(ARC) TAC-500AS
TAC-500ASは、幅広い温度範囲で様々な化合物の安全性を試験することができ、また大きな温度・圧力上昇につながる熱暴走の可能性を評価することができます。
また、ファイファクターを低くする為に試料容量を増やす場合においても、最大200 barの圧力センサーによって多量の分解生成ガスによる圧力上昇を測定可能です。
【特長】
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- ・幅広い追跡速度および検出感度で、温度・圧力上昇を測定します。
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- ・デスクトップサイズの熱量計で、限られた実験室スペースでも設置できます。
- ・メンテナンスが簡易で時間が短く抑えられ、稼働率を向上します。
製品ラインナップ
サンプルホルダー内・センサー部
試料容器は一般的な工具で簡単に取り付け・取外しが可能です。
TAC-500AS内部構造
トップ・サイド・ボトム全ての方向から、安定した断熱制御を行います。
【TAC-500ASの測定モード】
ヒートウェイトサーチ(HWS)モードによって、分解の開始温度を測定する事が可能です。
また、等温モードや昇温モード(温度スキャニング)など様々な温度プログラムを組み込む事も可能です。
【実用例】
化学プロセスにおいて冷却不良などによる断熱温度上昇は、非常に危険なケースの一つですが、放熱の遅い大きな反応容器などでは現実的に起こりうる問題です。このような潜在的な安全上の問題を評価するために、断熱型暴走反応熱量計(ARC):TAC-500ASは開発されました。
TAC-500ASはサンプルから熱量のロスが無いような断熱状態で測定を行うため、化合物の分解によって生じる急激な温度・圧力上昇の挙動を再現します。
熱慣性(ファイファクター)の低い断熱条件で測定を行う事ができ、より大きなプラント環境の再現や必要とされる排気の評価を行います。
【対象分野】
- 安全工学
- 化学プロセス工学
- 危険性予測 など
主要産業
- 化学
- エレクトロニクス
- 環境
- 食品・飲料
- 医薬品