LAUDA Scientific【Viscometer / Viscosity Measurement System】キャピラリー粘度計・動粘度自動測定装置
キャピラリー粘度計
世界各国の厳格な工業規格に対応
LAUDA Scientific社が提供するガラスキャピラリー粘度計は動粘度測定に用いられるウベローデ、キャノンフェンスケ、マイクロオストワルドなどの代表的各種形状のほかに、全ての測定を全自動化するために必要な粘度計の自動洗浄にも対応する特殊形状のものも含まれた幅広いラインナップを有します。動粘度測定にあたって適切とされる流下時間(60秒~600秒)の範囲に入るよう、キャピラリーサイズも幅広く取り揃え、あらゆるニュートン流体の動粘度測定に対応します。また各国の各種工業規格が定める厳しい要求事項にも対応し、測定の信頼性を力強くサポートします。
ラインナップ・型番
【特徴】
耐薬品性に優れたラベリング
長期間の使用や薬剤による洗浄においても消えにくい特殊印刷技術によるラベリング
希釈型ウベローデ粘度計にフィルター付きフリット採用
サンプルの溶解不足により発生した残留粒子が測定に与える悪影響を防ぎます。
安心のブランド統一
LAUDA社およびLAUDA Scientific社が測定に必要なすべてのコンポーネント(恒温槽、キャピラリー粘度計、自動測定スタンドなど)を全て供給しており、システム全体の安定性と信頼性向上に貢献します。
プラグアンドプレイ型 動粘度自動測定スタンド iVisc
- プラグインタイプの簡易接続で手軽に動粘度測定を
iViscは本格的な動粘度測定と評価を手軽に行うことができるPC直結型の自動動粘度測定スタンドです。測定サンプルの自動押上げを行うマイクロポンプと流下時間計測のための電子回路をコンパクトなコントロールヘッド上部にすべて内蔵し、測定サンプルの押上げから流下時間計測までをすべて自動で行います。メニスカスの検出は人為的な測定差の出ない近赤外線センサーによる自動測定。1/100秒の高分解と相まって極めて再現性の高い測定が期待できます。専用オペレーションソフトがインストールされたPCとの接続もUSBケーブル1本のシンプル接続、LAUDA社製の恒温槽との組み合わせでコンパクトかつ手軽な小規模動粘度測定システムが完成します。各種の物性評価用計算式がプリインストールされているソフトウェア上では流下時間の計測のみならず、動粘度、相対粘度、固有粘度、還元粘度など代表的な物性値の算出を行うことができます。また、装置操作や測定条件設定だけでなく稼働状態のリアルタイム確認、計測/評価結果の表示などすべての操作を容易に行うことができます。
ラインナップ・型番
iVisc(PC直結型動粘度自動測定スタンド)
製品仕様
iVisc | ||
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測定温度範囲 | ℃ | -20…150 |
設置周囲温度範囲 | ℃ | 10…45 |
計測可能流下時間範囲 | s | 1.00…9,999.99 |
推奨計測流下時間範囲 | s | 30…1,000 |
測定可能動粘度範囲 | mm2/s | 0.3…30,000 |
流下時間計測分解能 | s | 0.01 |
計測精度 | ppm | 1 |
メニスカス検出方式 | 光学式(近赤外線センサーによる受光強度変化を検知) | |
本体外寸法 | mm | W:95 * D:96 * H:425 |
乾燥重量 | kg | 1.4 |
標準付属品 | 制御用ソフトウェア バイトンチューブコネクタ(大・小) | |
電源仕様 | USB2.0/3.0(消費電力:1W) |
[別売アクセサリ]
粘度計各種、シリコンチューブコネクタ、マイクロウベローデ/マイクロオストワルド粘度計用取り付けアダプタ など
【特徴】
近赤外線センサーによるメニスカス検出
可視光の影響が少なく、吸収物質も少ない波長の近赤外線センサーによる受光強度変化をモニターし、有色、黒色サンプルでも再現性が高く確実な流下時間計測が行えます
1台のPCに2台同時接続、運転可能
プラグ&プレイのシンプルクイックオペレーションを実現し、測定に必要な付加的デバイスを必要とせず、装置設置に必要なスペースが最小限で済みます。 低消費電力設計でノートPCでも安心運転。
直観的操作ソフトウェア、汎用的な評価換算のための計算式を標準搭載
非常にシンプルな操作体系による普遍的かつ安定した計測が可能です。 計測流下時間を基に換算する物性値を測定前にワンタッチで選択でき、同一の測定操作で各種物理量を測定後に自動で評価することができます
モジュラーセットアップ型 動粘度自動測定システム
- モジュラーコンセプトで柔軟な機能拡張性を実現
PVS動粘度測定システムはモジュラー形式による非常に柔軟な拡張性を特長とする高性能動粘度自動測定システムです。恒温槽、自動測定スタンド、粘度計自動洗浄モジュール、オートサンプラー、希釈分注ユニットなど各々独立した機能をもつ構成モジュールをPCにインストールされた専用ソフトウェア上で統合コントロールします。各構成モジュールは後からの追加も容易で、将来的な測定検体数増加や評価方法の変更、サンプル種類の変更などに対しても柔軟な変更が行えます。オートサンプラーシステムを導入すると複数種類のサンプルに対する完全全自動測定も可能で、人的要因による測定値のバラツキやエラーを低減することができます。
【自動測定スタンドS5】
S5測定スタンドはサンプルの自動押上げ、流下時間の自動計測による動粘度測定を行う基本コンポーネントです。コンパクトなコントロールヘッド内部にサンプル押上げを行う強力小型ポンプ、粘度管の密閉/開放を切り替える電磁弁、メニスカス計測部を内蔵しています。メニスカスの検出は人為的な測定差の出ない近赤外線センサーによる自動測定。1/100秒の高分解と相まって極めて再現性の高い流下時間の測定が期待できます。
【PVSコントローラー】
全ての機能モジュールを統合制御するコントローラーユニットです。装置背面には機能拡張のためのスロットが4ポート装備されており、希望するモジュールや数の組み合わせに応じて機能拡張インターフェースを追加装着します。
ラインナップ・型番
【粘度計自動洗浄モジュール】
VRM粘度計自動洗浄モジュールは測定終了後のキャピラリー粘度計内サンプルの排出から最大2種類の洗浄液による繰り返し洗浄、および粘度計内部の空気乾燥を完全全自動で行います。1台の洗浄モジュールには最大2台の測定スタンドの接続が可能で、各々の測定スタンドに対して個別の洗浄工程プログラムを設定することができます。最高160℃までの高温サンプルや最高1,000 mm2/sまでの高粘度サンプルにも対応可能です。洗浄液の注入、排出共に密閉された配管を通じて行われるため、周囲への悪影響も最小限に抑えることができます。蟻酸や硫酸の使用も可能な耐酸仕様のVRM4S、さらに高温のサンプルにも対応可能なVRM4HTなどサンプルや洗浄液の様々な条件に広く適用します。
ラインナップ・型番
【全自動オートサンプラーシステム】
VASオートサンプラーシステムは高精度XYZステージと自動分注シリンジとを組み合わせ、個々のサンプル瓶から粘度管へ注入、動粘度測定、洗浄、乾燥までを全て完全全自動で行うシステムです。S5測定スタンド2台(VAS 15/2)、または4台(VAS 24/4)との組み合わせが可能な2機種構成で、1度に最大41サンプルまでの実行処理指示が可能です。高温環境下での測定が必要なサンプルも加熱保温タイプのサンプルステージを導入することで対応できます。サンプルを粘度管に注入する分注シリンジも粘度管への注入工程毎に自動洗浄を行うので、コンタミネーションの心配がありません。制御プログラムはPVSシステムを踏襲した画面構成に機能を追加した専用タイプとなり、PVSシステムからの移行もスムーズです。定型作業もあらかじめ登録して自動実行することが可能ですので、日常の多検体測定でも安心の高効率な測定システムが完成します。
【サンプル自動希釈システム】
メトラートレド社製電子天秤(Excellence Plus分析天秤)と分注ユニットをベースにしたサンプル自動希釈システムです。粘度数や分子量評定の際に必要なサンプル濃度管理を自動で行います。分析天秤で秤量されたサンプル重量に対して、設定された希釈濃度になるように溶媒を正確に適量分注します。極限粘度測定のアプリケーションでは分注ユニットと希釈型ウベローデ粘度管、マグネチックスターラーを併用することにより、粘度計内でサンプルを調製することも可能です。これらの操作もPC上のソフトウェアで統合管理することができ、VAS全自動オートサンプラーシステムと連携すると、サンプルごとの希釈後濃度からID、測定データまで全ての情報が統合管理されます。
ラインナップ・型番
主要産業
- 化学
- 化粧品・パーソナルケア
- 教育・研究
- エネルギー
- 環境
- 食品・飲料
- マシナリー・製造
- 医療機器
- ポリマー、プラスチック、ゴム