アンチェインド ラボ 「タンパク質物性解析装置UNit」
UNitは、静的光散乱と蛍光スペクトルを同時測定可能な、これまでにない新しい構成を持つプラットフォームです。266nmと473nmのレーザーは、それぞれの波長での静的光散乱を測定しタンパク質の凝集性を評価します。266nmのレーザーは、同時にタンパク質中のトリプトファンを励起し、蛍光による構造安定性を評価に用いられます。
Unit仕様
最小サンプル量 | 9ul |
同時測定サンプル数 | 最大48サンプル |
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昇温速度 | 0.01-10℃/min |
タンパク質濃度範囲 | 0.1 mg/ml – 150 mg/ml(典型的なlgGの場合) |
SLS検出感度 | 12kDa.mg/ml – 22500 kDa.mg/ml (デキストラン、lgGの場合) |
製品特長
- タンパク質内アミノ酸の蛍光スペクトルにより構造安定性を評価(Tm)
- 静的光散乱によりタンパク質の凝集を同時に評価(Tagg)
- 専用のMCA(マイクロキュベット)により、わずか9ulのサンプル量で測定可能
- 48サンプルを同時測定可能
- 測定および全自動解析可能な専用ソフトとウェア(Excelへのエクスポートも可能)
アプリケーション
- バイオ医薬品候補をスクリーニング
- 最適な製剤処方条件のスクリーニング
- 製剤プロセス開発における保持・溶離条件の最適化
- 凍結融解に伴うタンパク質安定性評価、機械的ストレステスト、加速試験などに活用可能
主要産業
- バイオ医薬品・バイオ技術
- 化学
- 医薬品